ADR調停技能研修(初級編)が開催されました

Topics 2014.04.16 09:50:20
ADR調停技能研修(初級編)に全道から40名が出席

 ADR調停人候補者養成研修 調停技能研修(初級編)が平成26年4月11日〜13日の3日間、本会2階研修室にて開催され、受講生36名、調停人候補者4名の合計40名の会員が参加しました。受講生は旭川・函館など札幌以外からの会員も多く、この機会に多くのことを吸収しようと、熱気あふれる研修となりました。

 行政書士会北海道ADRセンターは法務大臣認証ADR機関第126号で、居住に関するトラブル、外国人の方の職場・教育に関するトラブルの調停手続を行っています。同センターが行う「対話促進型調停」は、調停人同席の上で当事者間での話し合いを重視し、和解の合意を目指します。そのため、調停人には公正性、調停技法の習得、専門的知見、高い倫理観など多くのことが求められています。これらを担保するための初級研修では、センターの概要、ADR概論、調停人倫理、調停技法、同センターの規則等について学びました。

 初日午後には受講したばかりの調停技法知識を駆使し、受講生が調停人・申込人・相手方になりきって模擬調停に挑戦。最初は戸惑うことばかりでしたが、2日目には若干の手応えがあったように感じました。

 候補者に向けての研修は今後さらに続きますが、「今回学んだ傾聴技法を日常でも実践したい」、「ADRに関心が深まりました」など、3日間のハードな研修でしたが、受講生のモチベーションは途切れることがありませんでした。

酒井ADRセンター長 講義

吉村会長の挨拶

伊藤浩講師(行政書士ADRセンター東京 センター長)