温故知新 行政書士のいまむかし1

Topics 2008.02.22 07:29:23

2月22日は「行政書士の日」です。昭和26年2月22日に公布されました。そこで、この記念日にちなんで数回に分けて行政書士の歴史を紐解き、また北海道行政書士会の歩みを見てみようと思います。行政書士の「昔」を知ることで行政書士の「未来」が垣間見えるかもしれません。

1行政書士の起源
 我が国にいつ頃から代書という職業が発生したのかは現在のところ定かではなく、諸説ある。例えば、史(ふびと)という古代の朝廷や地方政庁で各種の記録や文書の作成に携わった一族が行政書士のルーツなのではないかという説。また、江戸時代の「町内書役」がルーツなのではないかという説などがあり、非常に興味深い。

代書人が正式に資格として創設されたのは、明治5年の太政官布達による「司法職務定制」の発表からであろう。この「司法職務定制」の中に「證書人」「代言人」「代書人」という職制が創設されたのである。

2行政書士法制定運動
 行政書士業界の活動は第2次世界大戦における国家総動員法の中で一時停止していたが昭和20年8月15日の終戦により再開した。大阪、京都、兵庫を中心とする関西方面や愛知、東京などの単位会が行政書士法の立法化を目指し奔走したが、昭和22年12月31日に内務省が廃止されその流れの中で立法化にまでこぎ着けることができなかった。
 内務省が廃止されたので「代書人規則」が失効し、代書人の業務が自由になり、悪質業者が数多く出現し、不当に高額な報酬を請求したり、依頼者の実印を悪用して善良な社会生活に大きな損害を与え始めた。そこでこうした悪質業者を締め出すために大阪府、東京都、埼玉県などの多くの都道府県が行政書士条例を制定し取り締まりを行った。再び行政書士法立法化に向け様々な人が奔走し、紆余曲折を経て議員立法という形で昭和26年2月22日に法律第4号をもって公布され同年3月1日に施行されたのである。

3北海道行政書士会
 北海道行政書士会は昭和26年の行政書士法制定に伴って約40名の会員で産声を上げました。当時札幌地区行政書士会と称し全道を管轄していましたが入退会が自由なため会としての活動には困難がつきまとったようです。
 昭和35年の法改正で強制会となり会員数は230名、同37年には400名となりやっと会として独立した感があります。
 本記事は、北海道行政書士会の許可を得て、主に日本行政書士会連合会発行の「行政書士五十年史」に敬意を払い抜粋しました。次回は北海道行政書士会の歴史を写真とともに見てゆきましょう。