平成26年新春業務セミナー&賀詞交歓会が開催されました

Topics 2014.02.06 16:14:05

 平成26年1月24日 午後1時30分から午後3時まで、ホテル札幌ガーデンパレス2階「白鳥」において新春業務セミナーが開催されました。今年の新春業務セミナーは、北海道農業共同組合中央会会長の飛田稔章氏をお迎えし、「北海道農業について」という主題のもとに北海道農業の現状や地域経済における位置付け、地域の雇用や経済に果たす役割について、そしてさらには北海道農業がさらにステップアップするためには何をする必要があるのかについての具体的なお話をお聞きすることができました。

<<飛田稔章氏>>

 飛田氏によると、日本全体の自給率は40%であるのに対し、北海道は200%(農地110万ヘクタール)と非常に高く、地域ごとに特色のある農業が展開されており、北海道の1戸あたりの経営耕地面積は都府県の1戸当面積の15倍と、EU並みの水準に到達しているものの、米国(北海道の8倍)や豪州(北海道の156倍)にはまだまだ差があり、日本が国際競争力を向上させるには、生産資材価格の低減など外的要因の環境整備が不可欠になるとのことでした。

 また、一部ですでに行っている北海道農業ステップアップへの取り組みとして、1.良質米生産への取組 2.クリーン農業への取組 3.経営スタイルの高度化・経営サポートシステム整備への取組 4.2次・3次産業との連携と農畜産物輸出への挑戦 といった4つの点を挙げておられました。

 たとえば、1.の良質米生産への取組としては、すでに「ゆめぴりか」「ななつぼし」が平成23年米食味ランキング(日本穀物検定協会)で、最高評価である「特A」を獲得し、北海道米の道内食率も過去13年間で、47%から90%に大きく伸長しているとのことで、これは大変喜ばしいことです。しかしまだまだ課題も多くあります。そうした現状と見通しは大変考えさせられるものでした。

<<セミナーの様子>>

 今年の新春業務セミナーは、わたしたち行政書士にとっても、普段あまり聞くことのない北海道農業やTPPに関する貴重なお話で、出席した90名ほどの方々は興味深く耳を傾けていました。

 新春業務セミナーののち、午後3時30分より同ホテル2階「白鳥」に場所を移し、新年賀詞交歓会が開催されました。例年通り、国会議員、道議会議員、札幌市議会議員、さらには北海道や関係市町村、関係各団体の方々にお集まりいただき盛大に催されました。
 参加された皆さんは名刺交換や談笑を思い思いに楽しみ、盛会のうちに終了いたしました。

<<新年賀詞交歓会の様子>>

<<新年賀詞交歓会の様子>>

<<高橋はるみ知事>>

<<左から:喜多龍一氏(北海道議会議員・本会顧問)・高橋はるみ知事・吉村会長>>