北星学園大学における「法学講演会」の報告

Topics 2020.01.12 14:19:51

日時:令和元年12月17日(火)13:00~14:30
会場:北星学園大学 C館400教室
 
 令和元年12月17日(水)、北星学園大学において、ADRについての理解を深め、模擬調停の体験を目的とする「法学講演会」が開催されました。対象者は、「法学」を履修する学生で、68名が参加しました。経済学部経済法学科の足立清人教授のご指導のもと企画された講演会ですが、講演会の企画、運営、当日のスタッフを含めて、全体的に在校生による手作り感溢れるもので、学生たちの自主性や前向きさを感じ取ることができました。行政書士会北海道ADRセンターは、7月に開催された模擬ADR調停体験講演会に引き続き、今回もご協力させていただきました。
 冒頭、行政書士会北海道ADRセンターの深林恭広副センター長から、行政書士の主な業務として、「暮らしの困りごとに関する業務」と「ビジネスに関する業務」があることや、「他士業との違い」等の説明がありました。
 その後、行政書士会北海道ADRセンターが取り組む「自主交渉援助型調停」の概要を説明し、調停人の関与の仕方として、「傾聴」と「課題」の二つの設定を心掛ける重要性を解説しました。壇上では、3人の学生が「アルバイトの給料未払い」を事案として、ADRを実演。大学生の場合、実際に起きる事が想定される事案ということもあり、参加者は熱心に耳を傾けていました。

 模擬調停の実践では、調停役と当事者役2人が一生懸命話し合っていました。行政書士会北海道ADRセンターの運営委員が各テーブルを回り、話し合いを聞いてアドバイスをしたり、質問に答えたりしていました。深林副センター長からの講評を受け、具体的な質疑応答もありました。全体を通して、学生たちの真摯な姿勢が見受けられました。